恋人と別れてしまったけど、今すぐにでも復縁したい…。

時間が経てば経つほど、愛しい気持ちが募って苦しくなりますよね。
「早くしないと相手に恋人ができてしまうかもしれない」そんな焦りも生まれるでしょう。

でも残念ながら焦って元カレに連絡を取ってみたとしても、よりを戻すことは難しいといえます。

しかし、復縁自体が無理という訳ではありません。
もし、ひどい別れ方をしたとしても、冷却期間が過ぎた頃には険悪ムードも薄らいでいる可能性もあるでしょう。

ただ、復縁の可能性を上げるための“冷却期間”は必要不可欠といえます。

今回は復縁の冷却期間と、復縁の可能性を高める冷却期間中の過ごし方について詳しくご紹介します。

復縁のための冷却期間とは？

復縁するには冷却期間が必要とよく言われます。

冷却期間とは、復縁に向けて別れた相手と距離をおいて気持ちを整理する準備期間のことです。これは冷静になって、別れの原因や自分の気持ちと向き合う大切な時間です。

たとえば彼氏と別れた直後は精神的に不安定になっていることが多く「はやく復縁したい」と感情のままに動いてしまいがち。
ですが冷却期間を経ずに行動を起こしたところで、元カレとやり直すことはできません。別れの雰囲気を引きずっている状態で復縁を迫られても、元カレは心が切り替えられないためです。

また、仮に復縁できたとしてもまた別れてしまう可能性が高く、長続きさせることは難しいでしょう。一度別れたということはそれなりの理由があったということ。別れた原因・問題が解決されていなければ、同じ理由で再び別れてしまいかねません。

別れに際しては、相手に対して自分にまつわる何らかのマイナスイメージを植え付けてしまうもの。たとえば交際中に過度な束縛をしていたり別れ際にひどくすがったりしていれば、相手には良い印象が残りにくいです。

こうしたマイナスイメージが払拭できなければ、なかなか復縁は叶いません。冷却期間を設けることには、自分が相手に植え付けてしまったマイナスイメージを払拭する目的もあるのです。

復縁に冷却期間が必要な理由とメリット

ではなぜ復縁に冷却期間が必要なのか？整理したいと思います。

冷静さを取り戻せる

別れた直後は誰しも冷静に物事を考えることができなくなるもの。なぜなら、別れた悲しみや怒りなどによって感情的になっている場合が多いからです。
そんな中で、冷静になって話し合いをするのはかなり難しく、もし元カレに「よりを戻したい」と復縁を申し出てみてしても、別れた時の感情が残っていて逆効果になってしまうことも多いでしょう。

結果として再びケンカになり、復縁は完全に不可能となる可能性が高いのです。

ですから、もし別れてしまった場合は、まず冷却期間を置きつつ復縁に向けた準備をしておくことが重要といえます。

怒りや悲しみといった感情のままに“別れの原因”を見つめ直したとしても、改善していくことはとても困難です。

しかし、時間が経つと人間の感情はだんだんと落ち着きを取り戻し、冷静な思考力が蘇ってきます。

つまり冷却期間を置くことは心を落ち着かせ、理性的な思考回路を回復させるためにも必要なのです。

元カレの大切さを再認識できる

ずっと一緒にいるとなかなか相手の存在の大きさに気づくことは難しいもの。距離を置くことで、元カレの大切さを再確認することができるでしょう。

いざ離れてみると、相手のいないひとりの時間は想像以上に寂しいもの。
これまでの思い出や一緒に過ごした何気ない毎日を振り返り、相手の存在の大きさに気づくことができるでしょう。

元カレにも冷静になってもらえる

冷却期間を置くことのメリットとして、自分だけでなく元カレにも冷静になってもらえる効果が期待できます。

どんな理由であれ、別れを経験する時は、お互いに心が傷ついてしまいます。

ケンカ別れなど、衝動的に別れてしまった場合は、特にネガティブな印象が残ってしまうでしょう。

でも、冷却期間を置くことで元カレの心も落ち着いていく可能性が高いといえます。

時間が経てば、楽しかった思い出が蘇ったり「別れるほどではなかったかも」と相手も反省したりする場合もあるでしょう。

冷却期間のデメリット

復縁に冷却期間が必要である一方、冷却期間を置くことが反対の結果を招くこともあります。

元カレに新しい彼女・好きな人ができてしまう

復縁するまでの冷却期間中は、お互いにフリーの状態です。

別れた心の傷を癒やすために、元カレに新しい彼女や好きな人ができたりする可能性があります。

その場合は残念ですが元カレの心は、もう違う方向に向かって進み始めてしまいます。

復縁を切り出したとしても、よりを戻すことはかなり難しいでしょう。

でも、新しい恋が始まっていても、順調に進むとは限りません。

もしかしたら元カレも、心の傷を癒やすために無理をしている場合もあります。

ですから、どうしても復縁したいのであれば、一途に待っても良いでしょう。

時間はかかるかもしれませんがなにかのきっかけで、元カレの気持ちが再びあなたに向くかもしれません。

気持ちが冷めてしまう

冷却期間中は、怒りや悲しみといった感情も落ち着き、冷静に鵜足の関係を考えられるようになります。

あらためて自分の気持ちに向き合ったり、自分にとって本当に必要な相手なのかを考えたりするようになった結果、「やり直さなくても良いかも」という気持ちが芽生えることもあります。

このように「気持ちが冷めてしまった」というケースの場合は、もし復縁できたとしても、付き合った当初のような「トキメキ」が蘇ることは期待できません。

これは結果的に、進むべき道がはっきりしたという状態。
過去に執着して元カレとの復縁を考えるよりも、新しい出会いを求めるべきと心が言っている証拠です。

復縁の成功率を上げる冷却期間の目安

復縁に成功するために適切な冷却期間の長さは、別れ方によって異なります。おおよその目安についてご紹介します。

振られた場合

彼から振られた場合は3ヵ月以上の冷却期間を設けましょう。
場合によっては、半年から1年以上の期間が必要になることもあります。

振られたばかりのとき、あなたは「なんとか繋がっていたい……」と元彼に連絡したくなることがあるかもしれません。
しかし、元カレはあなたと「関わりたくない」と感じている可能性が高いです。
この状態ですぐに復縁を申し込んでも、拒否されるか、主導権を相手に握られて立場的に弱くなってしまうかも。

もし振られてしまった場合は、焦らずに冷却期間をしっかり取ることが大切です。

そして冷却期間中は「相手がなぜ別れを切り出したのか」について、原因をしっかりと把握し、改善するようにしましょう。

冷却期間が終わった時に自信を持って会えるように、自分磨きに力を入れておくのも大切です。
あなたの成長と新たな魅力を再発見させることができれば、復縁を前向きに検討してくれかもしれませんよ。

振った場合

自分から彼を振った場合の冷却期間は、2週間～1ヵ月程度とされています。
元カレがまだあなたのことを好きだったり、お互いに嫌いで別れたわけなかったりすれば、比較的復縁しやすいかもしれません。

もし元カレに未練が残っていそうなら、早めに連絡をとって素直に謝りましょう。
受け入れてもらえない場合は1～3ヵ月の冷却期間を取り、再度アプローチするとよいでしょう。

本心から元カレとやり直したいと思うのなら、「やっぱり私には、あなたが必要」と、連絡を取って自分の気持ちを伝えてみてください。

相手があなたの気持ちを受け入れてくれれば、そのままスムーズに復縁することができるでしょう。

ケンカ別れの場合

ケンカで別れた場合の冷却期間は、どんなケンカで別れたかによって大きく変わってきます。

些細なことが原因で「勢いあまって口論になり、別れてしまった」という場合、1～2週間程度。
長い冷却期間は必要ありませんが、別れた直後は感情的になっているので、多少の時間を置きましょう。
お互いに頭を冷やし、しっかりと謝罪をすれば、そのまま復縁できるというケースも多いようです。

一方、浮気や嫉妬などが原因で大きなケンカになった場合や、ケンカが絶えなかったカップルがついに別れてしまった場合は、半年以上の冷却期間が必要となることもあります。
特に浮気は裏切り行為であり、相手に与える精神的ダメージは大きいもの。
自分が浮気をしてしまった場合は謝罪をして、長めの冷却期間を置いて信頼関係を取り戻していきましょう。

元カレに、他に好きな人ができて別れた場合

元カレに他に好きな人ができて別れた場合の冷却期間は、3ヵ月以上が目安とされています。
彼が他の人に好意を寄せている状態なので、振られた直後に復縁することは難しいでしょう。

しかし3ヵ月もすれば、元カレと今カノをとりまく状況が変わっている可能性があります。
状況によっては、あなたと別れたことを後悔し始めるかもしれません。

元カレがあなたとの交際をふと思い出し、「今頃どうしているかな……？」と思い出すこともあるでしょう。
そうしたチャンスが巡ってくるまでは、ひたすら自分磨きをして再会に備えることが大切です。

激しい束縛が原因の場合

あなたの激しい束縛が原因で別れた場合は、3ヵ月程度とやや長めの冷却期間が必要とされています。
束縛されると「重い」と感じる男性が多く、そのマイナスイメージを消すために時間がかかるためです。

3ヵ月ほど冷却期間を設ければマイナスイメージが薄まり、ふとあなたとの交際についてのよい思い出を思い出すことがあるかもしれません。

元カレの気持ちが変わるまではアクションを起こさず、自分磨きを頑張りましょう。

また激しい束縛をしないためには、精神的に自立することも大切です。
仕事や趣味など、自分のことに集中し楽しめれば彼氏に依存することがなくなります。

元カレと再会するまでに、外見だけでなく内面もブラッシュアップをしておきましょう。

マンネリで別れた場合

マンネリが原因で別れた場合は、半年程度の冷却期間を設けましょう。新鮮味に欠けているマンネリの状態から抜け出す必要があるからです。遠距離恋愛の末に別れた場合も同様です。
お互いの気持ちを整理するため、自分の外見と内面をアップデートするための時間として使うのがおすすめです。

しかし冷却期間が長すぎると、お互いに心が離れることもありえます。
お互いの気持ちを確かめるためにも、半年ほど経ったタイミングで一度連絡してみるとよいかもしれません。

同棲を解消した場合

同棲を解消して別れた場合は、半年程度の冷却期間が必要でしょう。
なぜなら、一緒に住んでみて別れたという事実は相手に「相性が悪かった」というイメージを与えているからです。

同棲をすると、これまで気づくことができなかった相手のさまざまな部分が見えてきます。
この先も一緒に暮らしていくパートナーとして意識してみると、どこか価値観の違いを感じたのかもしれません。

自分のあたりまえは相手のあたりまえではないことを心に留めておくことが大切。
冷却期間を置いて、自分の生活を振り返ると良いかもしれませんね。

婚約破棄の場合

婚約破棄の場合は1年以上の冷却期間を設けましょう。
カップルが別れるのとは異なり、婚約破棄は慎重に考えたうえでの結論の場合が多いはず。
またお互いの家族まで巻き込んだ話になるので、すぐに復縁をすることは難しいでしょう。

1年以上の冷却期間を置いて、婚約破棄に至った原因や将来についてもう一度冷静に考えてみるといいかもしれません。

復縁の可能性を高める冷却期間の過ごし方

復縁の可能性を高めるため、冷却期間中にしておくとよいことをまとめます。

別れの原因を考えて、改善する

まず冷却期間中にすべきことで一番大切yなのが「別れた原因を考えて改善すること」です。
なぜなら「別れた原因」が改善できなければ、そもそも相手の気持ちを動かすこともできません。
もし復縁できたとしても、同じことを繰り返すことになってしまうでしょう。

相手が別れを決めたのには何かしらの理由があるはずです。たとえばあなたに不満があったり、価値観の違いを感じたりしたのかもしれません。別れた原因を考えることはとても大切です。

「別れた原因」を見つめ直すためにおすすめなのは、思い当たる節や今までの2人の状況などを全てノートに書き出してみる、ということです。

頭で考えているだけでは、どうしても主観的になり、解決の糸口を見つけるのことは難しいもの。
しかし、これまでの経緯などをノートに書き出すことで、忘れていた事件や自分の行動を客観的に見返すことができます。
この方法なら「別れた原因」が明確になるので、改善にも取り組みやすくなり、同じ失敗を繰り返さなくなるようになります。

自分磨き

冷却期間中にもう一つ取り組んでもらいたいことが「自分磨き」です。

冷却期間を終えて、元カレと再び顔を合わせた時、相手に復縁したいと思ってもらうためには、あなたが別れた時よりも成長していたり、魅力的になっていたりする必要があります。

なぜなら、復縁できたとしても、やはり付き合った当初のようなトキメキは薄れています。

別れる前以上の幸せな関係を築きたいなら、プラスの気持ちを高められるようにしないと、相手の気持ちも再び冷めてしまうでしょう。

冷却期間を無駄にせず、成長したあなたを見せるためにも、出会った頃よりも魅力に磨きをかけること。
たとえばメイクやファッションを研究したり、いろいろな人と話してコミュニケーション力を磨いたりするなど。見違えるような女性になって、元カレに「また付き合いたいな」と思わせることが大切です。

準備が整わない段階では連絡をしない

冷却期間は相手との接点をなくし、お互いの心を落ち着かせる期間です。

最終的な目標は「復縁」ですが、冷却期間は「相手との距離を置いて冷静になること」が目的なので、むやみに接点を持ってはいけません。
別れてすぐに連絡してしまうと、元カレのなかで嫌なことが思い出されたり、未練が伝わったりとデメリットしかないからです。最悪の場合、逆に距離を置かれてしまうことも考えられます。

どんなに寂しくなっても、冷却期間が終わる前に元カレに連絡したり、復縁を迫ったりするのはやめましょう。

寂しさのあまり、
「挨拶くらいなら…」
「元気かどうか知りたい」
など、少しだけでも連絡したくなるかもしれません。

しかしその気持ちはグッと抑えること。
自分の趣味に専念したり、友だちと一緒にいる時間を増やしたり、何とか気を紛らわせる努力をしてくださいね。

別れた原因に応じた冷却期間で、自分を魅力的にして復縁しよう

一度離れた元カレの気持ちをもう一度引き付けるには、「絶対にこの人を手放しちゃいけない」と思ってもらうことが大切です。
そのためには、つきあっていた頃以上にアップグレードした自分になることが必要。
冷却期間にそれを成し遂げることで、復縁の可能性を上げていきましょう。